硝子の塔の殺人
2021年刊行
12,293pt
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硝子の塔の殺人
雪深き森の中に、ガラスでできた美しい尖塔がそびえ立つ。地上11階、地下1階の巨大な硝子の塔に招かれたのは、刑事、霊能力者、小説家、料理人など、一癖も二癖もある顔ぶれだ。ミステリを愛する大富豪が主催するこの集いは、やがて恐ろしい惨劇の舞台へと変わっていく。館の主人が毒によって命を落とし、ダイニングでは火災とともに血まみれの犠牲者が発見され、さらには血文字で記された十三年前の事件の影まで浮かび上がる。謎に挑むのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬のコンビ。読者への挑戦状が叩きつけられ、伏線が全編に張り巡らされた本格ミステリのフルコースだ。まさに「本格ミステリのテーマパーク」と評された通り、密室、ダイイングメッセージ、クローズドサークルと、ミステリの醍醐味が惜しみなく詰め込まれている。そして物語は終盤、法月綸太郎が「綱渡りのどんでん返し」と絶賛した驚愕のラストへと突き進む。著者が積み重ねてきたミステリへの深い愛情と敬意が全編から伝わってくる、著者初の本格ミステリ長編作品である。
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