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DATA-DRIVEN NOVEL RANKING

知念 実希人

独自に収集した評価データで選ぶ、"本当に愛されている小説"のランキング

PROFILE

沖縄県南城市生まれ、東京育ちの小説家・医師。東京慈恵会医科大学を卒業後、日本内科学会認定医として勤務するかたわら、夜間にファミレスで小説を書き続け、2011年にばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。翌2012年に作家デビューを果たした。医師としての深い知識と経験を生かした医療ミステリーを得意とし、累計250万部を超える「天久鷹央」シリーズをはじめ、「病棟」シリーズ、「祈りのカルテ」シリーズ、「放課後ミステリクラブ」など著書多数。本屋大賞には5度ノミネートされており、複数の作品がテレビドラマ化・映画化・アニメ化されている。医師家系の4代目として育ちながらも小説家の夢を持ち続け、現在も週1日は父のクリニックで診療を行いながら執筆活動を続けている。趣味は総合格闘技の練習で、合気道2段・柔道初段の有段者でもある。

Wikipedia

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ランキング

1硝子の塔の殺人

硝子の塔の殺人

2021年刊行

12,293pt

TOTAL SCORE

雪深き森の中に、ガラスでできた美しい尖塔がそびえ立つ。地上11階、地下1階の巨大な硝子の塔に招かれたのは、刑事、霊能力者、小説家、料理人など、一癖も二癖もある顔ぶれだ。ミステリを愛する大富豪が主催するこの集いは、やがて恐ろしい惨劇の舞台へと変わっていく。館の主人が毒によって命を落とし、ダイニングでは火災とともに血まみれの犠牲者が発見され、さらには血文字で記された十三年前の事件の影まで浮かび上がる。謎に挑むのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬のコンビ。読者への挑戦状が叩きつけられ、伏線が全編に張り巡らされた本格ミステリのフルコースだ。まさに「本格ミステリのテーマパーク」と評された通り、密室、ダイイングメッセージ、クローズドサークルと、ミステリの醍醐味が惜しみなく詰め込まれている。そして物語は終盤、法月綸太郎が「綱渡りのどんでん返し」と絶賛した驚愕のラストへと突き進む。著者が積み重ねてきたミステリへの深い愛情と敬意が全編から伝わってくる、著者初の本格ミステリ長編作品である。

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絶賛4,353
好評3,486
普通1,707
不評331
酷評136

TOTAL 10,013 reviews

2優しい死神の飼い方

優しい死神の飼い方

2013年刊行

6,202pt

TOTAL SCORE

犬の姿を借りてホスピスに派遣された死神のレオ。本人は左遷と呼んでいるのがなんともユーモラスです。ゴールデンレトリバーの愛らしい外見とは裏腹に、内面はどこか横柄で気難しい俺様キャラ。しかし犬の体は正直で、喜びを隠しきれずしっぽを振ってしまう姿が思わず笑いを誘います。レオの使命は、未練を抱えたまま旅立つ人が地縛霊となるのを防ぐこと。戦時中の悲恋、洋館で起きた殺人事件、色彩を失った画家など、死に直面した患者たちが抱える過去の謎を一つひとつ解き明かしていきます。現役医師である著者ならではの豊富な医療知識が、終末医療の現場をリアルかつ丁寧に描き出しています。ハラハラドキドキしつつも笑えて、気づけば涙が込み上げてくる展開に「完全に油断していた」という読者の声も納得です。魂は救うことができる、その力は周囲の善意から生まれるというテーマが、犬という姿と見事に調和した、心温まるハートフルミステリーです。

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絶賛1,127
好評1,032
普通630
不評103
酷評33

TOTAL 2,925 reviews

3祈りのカルテ

祈りのカルテ

2018年刊行

6,106pt

TOTAL SCORE

現役医師としての経験を持つ著者が描く、心震える連作医療ミステリー。主人公の研修医・諏訪野良太は、精神科、外科、皮膚科、小児科、循環器内科と各科をめぐりながら、個性豊かな患者たちの不可解な行動に次々と直面する。睡眠薬の過剰摂取を繰り返しながら、毎月同じ日に退院しようとする女性。内視鏡で容易に治療できるはずの胃がんを、あえて拒む老人。そして、心臓移植を待ちながら、ある秘密を胸に抱えた女優。誰もが最初はモンスターペイシェントのように見える。しかし諏訪野が患者の心に丁寧に寄り添うにつれ、その奥底には不器用ながらも深い愛情と優しさが秘められていたことが明らかになる。さながら医療版シャーロック・ホームズとも呼べる洞察力で謎を解きほぐしていく姿は痛快で、真相が明らかになるたびに胸が熱くなる。研修の日々を経て、諏訪野が最終的に選んだ道とは何か。人の心を聴ける医師の誕生を見届ける、感涙必至の物語。

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絶賛1,005
好評1,272
普通800
不評96
酷評28

TOTAL 3,201 reviews

4崩れる脳を抱きしめて

崩れる脳を抱きしめて

2017年刊行

6,097pt

TOTAL SCORE

広島から神奈川の高級ホスピスへ実習にやってきた研修医の碓氷は、脳に爆弾を抱えた女性患者ユカリと出会う。外の世界に怯えながらも鋭い洞察力を持つユカリと、父の失踪という過去の傷を引きずる碓氷。互いのトラウマを解きほぐしながら、ふたりは次第に深く心を通わせていく。しかし実習を終えた碓氷が広島へ戻ると、ユカリの訃報が届く。なぜ外出できないはずの彼女が、病院の外で命を落としたのか。死への疑念を拭えない碓氷は、ユカリの足跡を追い横浜山手をさまよいはじめる。前半に積み重ねられた違和感と伏線が、後半一気に回収される構成は圧巻で、読者からは「続きが気になりページをめくる手が止まらない」「何が本当のことかわからなくなる」という声が相次ぐ。ラスト20ページに向けて物語は二転三転し、驚愕と感動が同時に押し寄せる。現役医師という著者の背景が医療描写にリアリティを与え、恋愛とミステリーが見事に融合した一作。

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絶賛1,123
好評1,195
普通787
不評145
酷評51

TOTAL 3,301 reviews

5ひとつむぎの手

ひとつむぎの手

2018年刊行

5,992pt

TOTAL SCORE

大学病院の心臓外科を舞台に、キャリアの岐路に立つ若き医師の葛藤と成長を描いたヒューマンドラマです。主人公の平良祐介は、激務をこなしながらも念願の出向先を目指しています。しかし医局の最高権力者から、三人の研修医を心臓外科へ入局させるという条件を突きつけられます。個性豊かな研修医たちの指導に悪戦苦闘しながらも、患者一人ひとりと真摯に向き合う平良の姿は、読者の心を強く揺さぶります。さらに医局内を揺るがす怪文書の謎がミステリー的な緊張感を加え、物語に多層的な深みをもたらします。現役医師でもある著者ならではのリアルな医療現場の描写が随所に光り、「12話の連続ドラマを一気に観たような感覚」と評する読者もいるほど、テンポよく読み進められます。命を縫い、人と人の縁を紡ぐという本作のテーマは、平良が下す最後の決断によって鮮やかに結実します。権力争いに翻弄されながらも医師としての原点を問い続ける、感動のヒューマンドラマです。

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絶賛935
好評997
普通389
不評35
酷評21

TOTAL 2,377 reviews

6ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテ

ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテ

2015年刊行

5,493pt

TOTAL SCORE

「その病気、命にかかわるぞ」というキャッチフレーズが示す通り、荒唐無稽な事件の裏に潜むのは、思いもよらない病気の真実です。炭酸飲料に毒が混入されたと訴えるトラック運転手、夜な夜な吸血鬼が現れると怯える看護師、そして病室に天使がいると語る少年。問題患者が集まる統括診断部に持ち込まれる奇妙な症例を、破天荒な天才女医が鮮やかな診断で解き明かす、新感覚メディカルミステリーのシリーズ第二弾です。しかし本作の真の見どころは、超人的な頭脳と変人ぶりが同居するヒロインが、ある事情から珍しくキレの悪さを見せる最終話にあります。読者からは「不覚にもウルッときてしまった」「鷹央の成長のお話でもある」と評され、シリーズ屈指の感動作との呼び声も高い一冊です。医師であっても救えない命と向き合う無力感、それでも患者に寄り添おうとする姿が、コミカルな日常と絶妙なバランスで描かれ、サクサク読めるのに深く心に刺さります。

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絶賛810
好評755
普通361
不評34
酷評12

TOTAL 1,972 reviews

7天久鷹央の推理カルテ

天久鷹央の推理カルテ

2014年刊行

5,448pt

TOTAL SCORE

現役医師による著者が描く、本格メディカルミステリーシリーズのデビュー作。舞台は、各診療科で手に負えなかった患者が集まる、天医会総合病院の統括診断部。その部長を務める天久鷹央は、頭脳明晰・博覧強記の天才女医でありながら、壊滅的な社会性を持つ、なんとも破天荒なキャラクター。河童を目撃したという少年、人魂に怯える看護師、突然妊娠したと訴える女子高生など、一見オカルトめいた奇妙な事象の数々を、膨大な医学知識で次々と診断していく。事件と患者を繋ぐ過程が心地よく、謎が解き明かされるたびに爽快感が押し寄せる。連作短編ながら一話一話の濃密さと精密さが秀逸で、難解な専門用語も無理なく読み進められる。そして最終話では、統括診断部の存続を賭けた毒薬事件が勃発し、二転三転するどんでん返しが待ち受ける。「医療版怪奇大作戦」とも評されるこの新感覚ミステリー、読み始めれば止まらない。

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絶賛818
好評1,085
普通721
不評94
酷評30

TOTAL 2,748 reviews

8ムゲンのi

ムゲンのi

2019年刊行

5,255pt

TOTAL SCORE

眠りから醒めない謎の難病、イレス。若き神経内科医の識名愛衣は、沖縄の霊能力者ユタである祖母から受け継いだ力を使い、患者の夢幻の世界へと飛び込んでいく。うさぎ猫の相棒ククルとともに魂の救済、マブイグミに挑む愛衣の姿は、まるでRPGのような幻想的な世界を舞台に描かれる。医療・ファンタジー・ミステリーが高密度に絡み合う盛り沢山なストーリーだ。やがて、患者たちの心の傷は、都内で続発する猟奇的な連続事件、そして23年前に起きた少年Xによる通り魔事件へとつながっていく。少年Xは愛衣自身にとっても忌まわしき過去と深く結びついた存在だった。失踪した父親は何を知っていたのか。最後の患者の正体とは何か。すべての謎が収束していく終盤、驚きの連続に読者は目が回り、それでいて最後は深い愛の力に包まれた感動のフィナーレが待ち受ける。タイトルに込められた多重の意味に気づいた時、物語の奥深さに改めて胸が震える一作。

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絶賛916
好評1,386
普通1,206
不評289
酷評82

TOTAL 3,879 reviews

9仮面病棟

仮面病棟

2014年刊行

5,158pt

TOTAL SCORE

ピエロの仮面をかぶった強盗犯が療養型病院に立てこもり、自らが傷つけた女性の治療を要求する。その夜、先輩医師の代わりにたまたま当直を引き受けていた外科医の速水秀悟は、否応なしに事件へと巻き込まれていく。密室と化した病院の中で、秀悟は女性を治療しながら脱出の糸口を探るうち、院長や看護師たちの不自然な言動、謎のカルテ、隠された医療行為の痕跡など、病院そのものが抱える闇に気づき始める。「違和感、ここで違和感を覚えてね!」と念押しされているかのように、物語の序盤から丁寧に張り巡らされた伏線の数々が、終盤に向けて鮮やかに回収されていく。読者からは「真相が明かされた時は気持ち良いまでの敗北感」との声も上がるほど、著者の仕掛けた罠は周到だ。現役医師ならではのリアルな医療描写と、閉鎖空間で繰り広げられる心理戦が融合した、本格ミステリーとサスペンスの醍醐味が凝縮された一作。デビュー作以来注目を集める著者の初の文庫書き下ろし作品である。

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絶賛964
好評1,750
普通1,847
不評486
酷評144

TOTAL 5,191 reviews

10レゾンデートル(改題: 誰がための刃)

レゾンデートル(改題: 誰がための刃)

2012年刊行

5,073pt

TOTAL SCORE

末期癌を宣告された32歳の外科医が、自らの死を前に自暴自棄となっていく。酒に溺れ、街の不良に絡まれた彼は、復讐心をきっかけに体を鍛え上げ、反撃に打って出る。しかしその現場に残されていたのは、世間を震撼させる連続犯罪者「切り裂きジャック」のトレードマークであるトランプ一枚だった。こうして外科医・岬雄貴と正体不明の殺人鬼との、奇妙で危険な関係が幕を開ける。ジャックが標的とする者には、ある共通点があった。やがて岬は、暴漢に襲われていた一人の少女を偶然救い出す。その出会いが、残り少ない命の使い道を問いかける。「自分と照らし合わせると、今まで何をしていたんと思わされる」と読者が語るように、本作は命の期限を突きつけられた男が、自らの存在理由を問い続ける物語でもある。デビュー作とは思えない圧倒的な迫力と、医師ならではのリアルな医療描写が読者を引き込み、最終章では息もつかせぬ怒涛の展開が待ち受ける。「途中で終われず一気読み」という声が象徴する、600ページを超えるハードボイルドの傑作。

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絶賛764
好評616
普通345
不評61
酷評19

TOTAL 1,805 reviews

11スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ

スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ

2015年刊行

4,950pt

TOTAL SCORE

外科医のキャリアを捨て、内科医への転科を決意した小鳥遊が辿り着いた天医会総合病院。そこで彼を待ち受けていたのは、日本最高峰の頭脳を持ちながら空気を読めず、患者との会話もままならない天才女医、天久鷹央だった。凸凹コンビの運命的な出会いを描くシリーズの原点となる長編作品。宇宙人に命じられたと主張する患者、謎の新興宗教団体、そして院内で起きた衝撃的な事件。複数の謎が絡み合いながら深まっていく物語は、ラストに向けてさらなる展開が待ち受けている。鷹央が抱える苦悩や、小鳥遊が転科を決めた真の理由など、二人の背景にも深く切り込んだ重厚な一冊。現役医師ならではの医療知識と、人の死の意味を問う哲学的なテーマが、読者を深く考えさせる。

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絶賛641
好評590
普通220
不評24
酷評3

TOTAL 1,478 reviews

12密室のパラノイア 天久鷹央の推理カルテ

密室のパラノイア 天久鷹央の推理カルテ

2015年刊行

4,937pt

TOTAL SCORE

怜悧な頭脳と膨大な知識を持つ変人女医・天久鷹央と、その相棒である内科医・小鳥遊優のコンビが、常識では解けない不可解な事件に挑む医療ミステリー第三弾。呪いの動画によって命を絶とうとした女子高生、男性に触れられると激烈な症状を引き起こす女性、そして密室で溺死した病院理事長の息子。これらの謎の裏には、いずれも現実の医学が深く絡み合う。さらに、二人のコンビ解消の危機というタイムリミットが物語に緊迫感を加え、「遂に最強コンビが」と読者を半泣きにさせるプロローグから一気に引き込まれる。単なる謎解きに留まらず、天才でありながら不器用な鷹央の優しさが滲み出るラストに、思わず胸が熱くなる。

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絶賛642
好評653
普通333
不評22
酷評9

TOTAL 1,659 reviews

13黒猫の小夜曲

黒猫の小夜曲

2015年刊行

4,864pt

TOTAL SCORE

黒猫の姿を借りて地上に降り立った死神クロが、成仏できない魂たちの未練を解き明かしていく、ハートフルミステリー。記憶を失った地縛霊、愛する妻のそばを離れられない夫の魂、犯人を追いながら命を落とした刑事の魂。それぞれの物語は独立した短編でありながら、読み進めるうちに一つの大きな陰謀へと収束していく。その背後に浮かび上がるのが、とある製薬会社の影だ。人と関わるうちに感情や優しさに触れ、少しずつ成長していくクロの姿が愛おしく、笑いあり涙ありの読み心地。前作のゴールデンレトリバーの死神レオも再登場し、クロとの掛け合いがニヤリとさせる。連作短編のすべてが見事につながるラストは、読後に深い余韻を残す傑作だ。

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絶賛647
好評709
普通382
不評51
酷評11

TOTAL 1,800 reviews

14リアルフェイス(改題: 改貌屋 天才美容外科医・柊貴之の事件カルテ)

リアルフェイス(改題: 改貌屋 天才美容外科医・柊貴之の事件カルテ)

2015年刊行

4,770pt

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金さえ積めばどんな手術も引き受ける、傲岸不遜な天才美容外科医・柊貴之。彼のクリニックにバイトとして雇われた麻酔科医の明日香は、その完璧な手技に圧倒されながらも反発を覚える。亡き前妻の顔を現在の妻に刻んでほしいという依頼、ある男を完全な別人に変えてほしいという依頼など、常識を超えた手術が次々と舞い込む。やがて四年前に起きた整形美女が犠牲になった連続事件と、柊の関係が浮かび上がり、物語は一気に加速する。連作短編として積み上げられた人間ドラマが最終章で一つに収束し、登場人物たちが勢ぞろいする大団円。二転三転する真相と鮮やかに回収される伏線は、まさにどんでん返しの真骨頂。現役医師ならではのリアルな描写が、サスペンスの緊張感をさらに高める一作。

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絶賛646
好評728
普通398
不評60
酷評22

TOTAL 1,854 reviews

15幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ

幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ

2016年刊行

4,631pt

TOTAL SCORE

手術後のオペ室で、一人の麻酔科医が命を落とした。記録用カメラが捉えていたのは、まるで透明人間と格闘するかのように苦しみ、その末に息絶える衝撃的な映像だった。現場は完全な密室。そこにいたのは、全身麻酔で身動きのとれない患者ただ一人。容疑者は、まさかの術後患者という前代未聞の状況に、天才女医・天久鷹央が独自の捜査で挑む。医療知識を駆使した鮮やかな謎解きに加え、鷹央と相棒・小鳥遊、そして容疑者となった研修医・鴻ノ池舞の人間関係が深く掘り下げられ、チームとしての絆がより強固に描かれる。医療薬品が事件の核心に絡むトリックは、現役医師ならではのリアリティを放ち、真相解明の瞬間には唸らざるを得ない。事件に隠された病を解き明かす、本格医療ミステリの傑作。

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絶賛578
好評532
普通240
不評32
酷評2

TOTAL 1,384 reviews

16傷痕のメッセージ

傷痕のメッセージ

2021年刊行

4,493pt

TOTAL SCORE

「死んだら、すぐに遺体を解剖してほしい」。そんな衝撃的な遺言を父から託された医師の千早。解剖した父の胃壁には、謎の暗号が刻まれていた。父がかつて警察を辞め、28年前の未解決の連続事件を追っていたことを知った千早は、病理医の親友・紫織とともに暗号の解読に挑む。そして父の死と時を同じくして、28年前と酷似した事件が再び発生。現在と過去が螺旋のように絡み合いながら、真相へと迫っていく。「体内に残された文字の意味とは」という謎が読者を強烈に引きつけ、最終章では見事などんでん返しが待ち受ける。謎解きの興奮だけでなく、父が遺したメッセージに秘められた深い愛情と家族の絆が、静かな感動をもたらす医療ミステリーの傑作。

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絶賛541
好評667
普通298
不評41
酷評14

TOTAL 1,561 reviews

17神秘のセラピスト 天久鷹央の推理カルテ

神秘のセラピスト 天久鷹央の推理カルテ

2017年刊行

4,483pt

TOTAL SCORE

「人混みの中で体が腐っていく青年」「鍼灸師の施術で二十歳以上も若返った女性」「聖痕を持つ預言者の言葉に縋る母親」。医療では説明のつかない不可思議な現象が次々と提示される、三編からなる連作短編集。天医会総合病院に勤める天才女医が、それぞれの謎の裏に潜む医学的真実を鮮やかに解き明かす。特に圧巻なのが表題作で、白血病が再発した少女の命を救えるかという切実な問いが物語の核心を貫く。医療を信じられない母親の苦悩と、奇跡にすがる人間の心理が丁寧に描かれ、読者の胸に深く刺さる。推理の痛快さと人間ドラマの温かさが見事に融合した、現役医師だからこそ描ける医療ミステリーの醍醐味が詰まった一冊。

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絶賛548
好評514
普通254
不評15
酷評14

TOTAL 1,345 reviews

18十字架のカルテ

十字架のカルテ

2020年刊行

4,357pt

TOTAL SCORE

精神鑑定医を目指す新人医師・弓削凛は、業界の第一人者である影山司院長に弟子入りし、事件を起こした容疑者たちの心の深淵へと踏み込んでいく。統合失調症、詐病、解離性同一性障害など、複雑に絡み合う精神の闇を、メスや薬ではなく言葉だけで解き明かす究極の頭脳戦が展開される。刑法第三十九条が問いかける重大なジレンマ、つまり心神喪失状態の者が犯した罪の十字架は、一体誰が背負うべきなのか。そして凛自身もまた、過去に親友を奪われたという深い傷を胸に秘めており、それこそが彼女を精神鑑定の道へと駆り立てる原動力となっている。五つの連作短編が積み重なる中で、最終章では伏線が一気に回収され、衝撃的な真実が姿を現す。

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絶賛516
好評737
普通383
不評57
酷評21

TOTAL 1,714 reviews

19ヨモツイクサ

ヨモツイクサ

2023年刊行

4,246pt

TOTAL SCORE

北海道旭川に、アイヌの人々が古来より恐れ続けてきた禁域がある。その名は黄泉の森。大手ホテル会社がリゾート開発に踏み込んだとき、作業員たちが次々と姿を消す。残されたのは、何かに蹂躙された痕跡と、犠牲になる直前に目撃されたという神秘的な蒼い光だけ。外科医の佐原茜は、7年前に家族が忽然と消えた神隠し事件の唯一の生存者だ。2つの事件の共通点に気づいた茜は、真相を追って禁断の森へと踏み込んでいく。読者が「まさかこれからこんな読書体験をするとは思わなかった」と驚くほど、物語は序盤から凄まじい勢いで変貌を遂げる。医療知識に裏打ちされたリアルな描写が恐怖に説得力を与え、最終章には「まんまと騙された」と唸らずにはいられないどんでん返しが待ち受けている。

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絶賛641
好評786
普通648
不評181
酷評48

TOTAL 2,304 reviews

20火焔の凶器 天久鷹央の事件カルテ

火焔の凶器 天久鷹央の事件カルテ

2018年刊行

4,214pt

TOTAL SCORE

平安時代の陰陽師に連なる呪詛師の墓を調査した研究者たちが、次々と謎の体調不良に見舞われ、ついには一人が炎に包まれて命を落とす。殺人か、呪いか、それとも事故か。天医会総合病院の女医・天久鷹央は事件に潜む「病」を医学的に解き明かすが、それは新たな謎の幕開けに過ぎなかった。さらには相棒の小鳥遊が容疑者として疑われるという絶体絶命の事態に。鷹央の推理は二度、三度と読者の予想を覆し、複雑に絡み合った真相へと迫っていく。現役医師ならではのリアルな医学知識と、オカルトめいた謎が交差する本格医療ミステリーであり、鷹央と小鳥遊の揺るぎない信頼と絆が深まる一冊でもある。

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絶賛479
好評481
普通200
不評19
酷評10

TOTAL 1,189 reviews

21悲恋のシンドローム 天久鷹央の推理カルテ

悲恋のシンドローム 天久鷹央の推理カルテ

2016年刊行

4,168pt

TOTAL SCORE

天医会総合病院を舞台に、天才女医と彼女に振り回される相棒が奇妙な事件へと挑む、メディカル・ミステリーの第4弾。元恋人の呪いを疑う女性患者、ゴミ屋敷に隠された闇、そして犠牲になった女性の遺体が現場から十キロ以上離れた港で発見されるという不可解な謎の三編で構成されています。中でも圧巻なのは、物理的に不可能とも思える遺体の瞬間移動を軸にした表題作。天才的な推理力を持つ鷹央が「この事件は、私には解決できない。お前が解決するんだ」と相棒に委ねる場面は、物語のいつもとは異なる緊張感を生み出します。医療知識と人間の心の機微が複雑に絡み合い、最後に待ち受けるのは悲しくも胸を打つ結末。読み終えた後、切なさとともに深い余韻が残る一作です。

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絶賛447
好評521
普通236
不評13
酷評8

TOTAL 1,225 reviews

22真夜中のマリオネット

真夜中のマリオネット

2021年刊行

3,984pt

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婚約者を何者かに手にかけられた救急医の秋穂は、深い傷を抱えながら職場に復帰したばかりだった。そんな彼女のもとに交通事故で運ばれてきたのは、精巧な人形のように美しい少年、涼介。命を救った直後、刑事が告げる。「彼こそが、真夜中の解体魔だ」と。復讐を誓う秋穂に、涼介は澄んだ瞳で訴える。「僕は罠にかけられただけなんです」。読者もまた、この言葉に翻弄される。彼は操られた哀れな人形なのか、それとも周囲を巧みに操る冷酷な人形遣いなのか。二転三転する真実の行方、そして迎えるエピローグで、読者は静かに、しかし確実に打ちのめされる。まさに知念さんに意のままに操られた、衝撃のクライムサスペンス。

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絶賛551
好評824
普通664
不評180
酷評52

TOTAL 2,271 reviews

23機械仕掛けの太陽

機械仕掛けの太陽

2022年刊行

3,980pt

TOTAL SCORE

戦場と化した医療現場の2年半を、3人の視点から描いた人間ドラマ。シングルマザーとして子育てと向き合いながらコロナ病棟の最前線に立つ女性医師、結婚目前でありながら独身ゆえに配属を命じられた若き看護師、高齢で持病を抱えながらも患者のために現場を離れない町医者。それぞれが極限の状況で苦悩し、傷つきながらも未知のウイルスへ立ち向かっていく。著者自身も現役医師として現場に立ち続けたからこそ描き出せたディテールは圧巻で、フィクションでありながらほぼノンフィクションを読んでいるかのようだと多くの読者が証言する。医療崩壊の実態、心無い差別、そして限界を超えた者たちが見出す希望。あの未曾有の事態を生きた全ての人に届く、感動の物語。

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絶賛488
好評407
普通251
不評39
酷評18

TOTAL 1,203 reviews

24久遠の檻 天久鷹央の事件カルテ

久遠の檻 天久鷹央の事件カルテ

2021年刊行

3,979pt

TOTAL SCORE

十五年以上の時を経ても、まったく同じ容姿で現れた元アイドル。老いを知らぬその姿は、不老不死の証なのか、それとも医学が解き明かすべき謎なのか。精神科への入院直後、父親によって連れ去られた少女を追ううちに、ミイラ化した遺体や自殺からの復活という不可解な出来事が次々と浮上する。統括診断部の天才医師は、オカルトめいた現象の裏に隠された真実を、確固たる医学的知識で暴いていく。「謎が解けたと思ったら新たな謎が」と読者を唸らせる怒涛の展開の果てに待つのは、骨の髄まで道具として利用された少女の切なき運命と、予想を超える真相だ。新たな仲間を加えたチームの掛け合いも軽快で、重厚な医療ミステリーをライトに楽しめる一作。

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絶賛431
好評429
普通191
不評14
酷評11

TOTAL 1,076 reviews

25甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ

甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ

2017年刊行

3,964pt

TOTAL SCORE

都内近郊で若い女性が次々と命を奪われる連続事件が発生。警察がDNA鑑定で割り出した容疑者は、なんと4年前にすでに息を引き取っていた男だった。しかも、その死亡診断書を記したのは天才女医・天久鷹央本人。死者が甦ったのか、それとも巧妙なトリックが仕掛けられているのか。双子説、カルト宗教の影、そして犯行声明文と、謎は二転三転を繰り返す。真相の核心に潜むのは、医学に精通した者でなければ辿り着けない人体の驚愕の秘密。読者レビューには「分かる訳ないだろとツッコミたくなる」との声もあるほど、医療知識を駆使した本格謎解きが展開される。天才ゆえの苦悩と葛藤を抱えながらも、シリアルキラーへの診断を下す鷹央の姿が深く胸に刺さる、戦慄の医療ミステリー。

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絶賛414
好評474
普通192
不評27
酷評3

TOTAL 1,110 reviews

26魔弾の射手 天久鷹央の事件カルテ

魔弾の射手 天久鷹央の事件カルテ

2019年刊行

3,924pt

TOTAL SCORE

西東京市にそびえる廃墟の病院。11年前の医療ミスで廃院となったこの場所は、これまで19人もの命が失われた「呪いの病院」として知られている。そこで転落死した一人の看護師。警察は自殺と断定するが、娘の由梨だけは頑として否定する。天才医師・天久鷹央は彼女の想いに応え、謎の解明に乗り出す。やがて浮かび上がる「不可視の魔弾」というキーワード。犠牲者の体には一切の痕跡が残されていない。「そんな病気があるのか」と驚かされる、現役医師ならではのトリックが炸裂し、ページをめくる手が止まらない。「素人には絶対解けない医療トリック」と読者が唸る一方、軽妙なキャラクターたちの掛け合いが物語に温かみを加える、医療ミステリーの醍醐味が凝縮された一作。

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絶賛423
好評433
普通231
不評8
酷評16

TOTAL 1,111 reviews

27誘拐遊戯(改題: あなたのための誘拐)

誘拐遊戯(改題: あなたのための誘拐)

2016年刊行

3,923pt

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東京・白金で女子高生が誘拐され、身代金5000万円が要求される。犯人を名乗るのは、4年前の誘拐事件で被害者を死なせてしまった伝説の凶悪犯「ゲームマスター」。そして犯人が指名した交渉役は、あの事件で職も家族も失い、今は余命宣告まで受けた元刑事・上原真悟だった。制限時間内にミッションをクリアしなければ人質の命が奪われるという極限のゲームが、再び幕を開ける。池袋、豊洲、押上と東京中を疾走する上原。読者レビューでは「ジェットコースターサスペンス」「手に汗握りながら主人公を応援した」と絶賛の声が相次ぐ。そして最終章で明かされる衝撃の真相と、タイトルに込められた意味に震えが止まらない。

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絶賛458
好評584
普通362
不評65
酷評22

TOTAL 1,491 reviews

28時限病棟

時限病棟

2016年刊行

3,822pt

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気がつくと、見知らぬ廃病院のベッドで目覚めた女性。点滴を受け、身動きが取れない状況の中、同じく監禁された男女5人が徐々に集まってくる。なぜ自分たちはここに連れてこられたのか。そこにピエロからのメッセージが届く。タイムリミットは6時間。制限時間内に謎を解かなければ、病院ごと爆破されてしまう。命がけのリアル脱出ゲームが幕を開ける。隠された過去の事件、不審な状況で命を落とした医師と映画監督、そして集められた5人全員がその医師と深い繋がりを持つ人物たちだという事実。復讐と真相究明が絡み合う中、終盤には怒涛のどんでん返しが待ち受けており、読む手が止まらない展開が続く医療サスペンスの傑作。

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絶賛470
好評784
普通754
不評148
酷評45

TOTAL 2,201 reviews

29吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ

吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ

2023年刊行

3,629pt

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首すじに残された二つの傷跡と、ほぼすべてが抜き取られた血液。東京各地で相次いで犠牲になった人々の遺体は、まるで吸血鬼の仕業を思わせる凄惨な状況だった。捜査一課から内々に相談を受けた天才医師・天久鷹央が、その謎に鋭く切り込んでいく。事件の背後には、外国人技能実習生が搾取される現代の闇が潜んでおり、社会問題と医療ミステリーが複雑に絡み合う。読者からは「軽さと重さを両立させるのがすごい」との声も上がるほど、エンターテインメントと社会的メッセージが高い次元で融合した作品だ。さらに、一見解決したかに思えた事件の奥に、もう一つの衝撃的な真相が待ち構えており、読者を最後まで驚かせる構成となっている。シリーズを重ねるごとに人間的な成長を見せる鷹央と、仲間たちの軽妙なやり取りも見どころのひとつだ。

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絶賛374
好評370
普通203
不評22
酷評9

TOTAL 978 reviews

30死神と天使の円舞曲

死神と天使の円舞曲

2022年刊行

3,598pt

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累計55万部を突破した人気シリーズの第三弾。動物の姿を借りて地上に遣わされた高次元の霊的存在、黒猫のクロとゴールデンレトリバーのレオが、ついにタッグを組んで事件に挑む。人間を地縛霊化から守るべく、それぞれ別の未練に向き合ううちに、町を揺るがす連続放火事件と人魂の謎が二つの物語を一本の線で結んでいく。犬猿の仲のような二匹の軽妙なやり取りは愛くるしく、読者からは「愛おしい2匹に拍手!」との声も上がる。悲恋から始まる物語は、深い闇へと進むにつれてスリリングな展開を見せ、最終章では予測不能な強敵との壮絶な闘いが待ち受ける。ファンタジーとミステリーと感動が絶妙なバランスで融合した、心震わせるハートフルミステリー。

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絶賛368
好評398
普通219
不評29
酷評9

TOTAL 1,023 reviews

31祈りのカルテ 再会のセラピー

祈りのカルテ 再会のセラピー

2022年刊行

3,590pt

TOTAL SCORE

循環器内科医となった主人公が、学会帰りの飲み会で研修医時代の記憶を語るところから物語は幕を開ける。まるで戦場のような救急部、心の傷と向き合う形成外科、そして人生の最終章を支える緩和ケア科。それぞれの現場で出会った患者たちの、カルテに書かれることのない切実な秘密が、丁寧に紐解かれていく。ミステリーとしての謎解きの鮮やかさと、家族の絆や愛情が織り重なる感動が、見事な二段構えで心を揺さぶる。とりわけ緩和ケア科を舞台にした最終話は、散りばめられた伏線が回収された先に、息をのむほどの真実が待っており、目頭が熱くなること必至。疾患を治すだけが医療ではないという深いテーマを、切なくも温かく描いた医療ミステリーシリーズの第二作。

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絶賛344
好評378
普通204
不評17
酷評3

TOTAL 946 reviews

32螺旋の手術室(改題: ブラッドライン)

螺旋の手術室(改題: ブラッドライン)

2013年刊行

3,560pt

TOTAL SCORE

大学病院の手術室で、教授選の候補者だった准教授が腹腔鏡手術中に原因不明の大量出血で命を落とした。止まらない鮮血、鳴り響くアラーム、飛び交う怒号。手術室は悪夢の戦場と化した。その後も教授選の候補者たちが次々と犠牲になっていく。父の死に疑問を抱いた外科医の息子・裕也は、独自に真相を追い始める。医療事故なのか、それとも意図的な犯行なのか。謎の言葉が示す暗号、探偵が遺した伝言、そして螺旋という言葉に込められた意味。すべての伏線が一気に繋がるラストは、驚愕と慟哭をもたらす。犯人探しの先に待つのは、遺伝という宿命と、歪ながらも深い家族愛の物語。

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絶賛349
好評594
普通379
不評64
酷評16

TOTAL 1,402 reviews

33羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ

羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ

2024年刊行

3,458pt

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天才医師が唯一「先生」と呼ぶ存在、御子神氷魚。帝都大学の元主任教授にして病院院長を務める彼女は、主人公と同じ個性を持ち、診断医の道へと導いた師だった。しかしその師は不治の病に冒され、謎めいた言葉を遺して不可解な最期を迎える。密室と化した病院地下のカルテ室、積もった埃に残された一人分の足跡。病死か、それとも他殺か。短編2作と中編1作で構成され、春になると肝炎を発症する少年の謎や、色を塗られた猫をめぐる不思議な事件など、医療知識が鍵を握るエピソードが続く。そして師弟の絆を軸にしたメインの中編では、真実が二転三転しながらも、読む者の心にじんわりと沁みる着地点へと向かっていく。知能と知能がぶつかり合う、切なくも温かい本格医療ミステリー。

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絶賛327
好評316
普通127
不評10
酷評7

TOTAL 787 reviews

34となりのナースエイド

となりのナースエイド

2023年刊行

3,451pt

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新人ナースエイドの桜庭澪は、大学病院の統合外科病棟に配属された28歳の女性。医療行為が許されない立場ながら、患者の心に寄り添う姿勢で信頼を積み重ねていく。しかしその裏には、半年前の凄惨な事件と深いトラウマが隠されていた。技術至上主義の天才外科医・竜崎大河と激しくぶつかり合いながらも、やがて二人は互いの欠片を補い合うように近づいていく。話にのめり込んでしまい、気づいたら駅を乗り過ごしそうになったという読者の声が象徴するように、次から次へと繰り広げられるどんでん返しの連続に、読む手が止まらない。技術で救う医師と、心で寄り添うナースエイド。対極の二人が挑む、命をめぐる熱き戦いのゆくえに注目の医療サスペンス。

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絶賛384
好評454
普通307
不評72
酷評18

TOTAL 1,235 reviews

35絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ

絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ

2024年刊行

3,352pt

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九月の熱帯夜に、身元不明の男性が救急外来へ搬送される。その死因は、信じがたいことに「凍死」だった。捜査機関の協力が得られない中、統括診断部の天久鷹央が独力で遺体の正体に迫ると、それはシリーズ最大規模の凶悪犯罪の序章に過ぎなかった。医療ミステリの枠を大きく超え、テロ組織との対決へと発展する息詰まる展開が待ち受ける。鷹央、小鳥遊、鴻ノ池のトリオが命懸けで事件に挑む姿は圧巻で、「患者を救うためなら命を捨てる覚悟がある」という鷹央の台詞が胸に刺さる。伏線回収からどんでん返しまで、ライトノベルとしてもミステリとしても優秀な一作。

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絶賛306
好評289
普通117
不評9
酷評5

TOTAL 726 reviews

36鏡面のエリクサー 天久鷹央の事件カルテ

鏡面のエリクサー 天久鷹央の事件カルテ

2025年刊行

3,236pt

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天医会総合病院の院長にして、鷹央の天敵でもある叔父、天久大鷲。彼が執刀した都議会議員が「このままでは命を奪われる」と告発し、警察に駆け込む事態が発生する。やがて議員は病院を脱け出し、犠牲者として発見されてしまう。大鷲が窮地に立たされれば、自身が院長職を押しつけられるという危機感から、鷹央は小鳥遊たちとともに真相究明へと乗り出す。物語の核心に迫るのは、鏡を用いた怪しげな代替療法の謎。「その発想はなかった」と読者を唸らせる逆転の真相と、犬猿の仲と見えた叔父と姪の間に宿る、本当の絆が明かされる。現役医師ならではの医療知識と、シリーズ屈指のキャラクターの深掘りが融合した、骨太な医療ミステリー。

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絶賛282
好評249
普通90
不評4
酷評4

TOTAL 629 reviews

37天久翼の読心カルテ 神酒クリニックで乾杯を

天久翼の読心カルテ 神酒クリニックで乾杯を

2015年刊行

3,205pt

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医療事故で職を失った外科医の九十九勝己が、恩師の紹介で足を踏み入れた神酒クリニック。そこに集っていたのは、格闘に長けた院長や声帯模写が得意な女医など、濃すぎるほど個性的な六人の天才たちだった。そのなかには、人の心を正確に読む精神科医、天久翼の姿も。やがてチームは、資産家から息子殺害の真相解明を依頼されるが、調査が進むにつれ違法賭博、誘拐、殺人が複雑に絡み合う深い闇が浮かび上がる。現役医師が描く、ハードボイルド医療ミステリー。まさに「医龍が如く」とも評されるチームの活躍は、痛快でありながら社会の暗部も突きつけてくる。

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絶賛280
好評428
普通255
不評29
酷評13

TOTAL 1,005 reviews

38神話の密室 天久鷹央の事件カルテ

神話の密室 天久鷹央の事件カルテ

2020年刊行

3,184pt

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厳重な警備の閉鎖病棟でアルコールが一滴もないはずなのに泥酔を繰り返す人気作家、そして千人以上の観客が見守る中、勝利の瞬間にリング上で命を落としたキックボクシングのチャンピオン。まるで神の御業のような、ふたつの不可能な密室事件に天才医師・天久鷹央が挑む医療ミステリーです。謎の核心には、思いもよらぬ病が潜んでいます。現役医師ならではのリアルな医学知識が伏線として巧みに散りばめられており、読み返すとしっかり布石が張られていたことに気づかされます。また、助手の小鳥遊先生が初めて単独で推理を披露するという見どころもあり、師弟の絆と成長が物語に深みを加えています。百の褒め言葉より一つの悪評が刺さる、という創作者の苦悩も描かれ、謎解き以上の余韻を残す一冊です。

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絶賛265
好評374
普通228
不評15
酷評7

TOTAL 889 reviews

39猛毒のプリズン 天久鷹央の事件カルテ

猛毒のプリズン 天久鷹央の事件カルテ

2024年刊行

3,153pt

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長野県の山奥にそびえ立つ洋館を舞台に、天才医師が絶体絶命の窮地に追い込まれる、クローズドサークル形式の本格医療ミステリー長編です。計算機工学の天才からの「最後の依頼」を受けた鷹央たちを待ち受けるのは、遺産相続をめぐる緊張と、連鎖する不可解な事件の数々。そして驚くべきことに、嫌疑の矛先がまさかの人物へと向かいます。「全く知らなかった病気にほへーって感心する」という読者の声が象徴するように、医療知識を駆使した予測不可能なトリックが読者の度肝を抜きます。さらに今作では、鷹央の大学時代や元交際相手の存在も明かされ、キャラクターの新たな一面が描かれています。仲間たちとの絆と信頼が試される中、天才の頭脳が全ての謎を解き明かす瞬間は圧巻です。

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絶賛269
好評275
普通127
不評5
酷評6

TOTAL 682 reviews

40呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ

呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ

2024年刊行

2,929pt

TOTAL SCORE

水神の祟り、化け猫の憑依、頭蓋骨から消えた銃弾。一見すると超常現象にしか見えない三つの謎に、天才診断医と彼女のバディが挑む短編連作医療ミステリー。オカルトめいた現象の裏には、必ず医学的な真実が潜んでいる。しかし最終話だけは趣が異なり、鷹央は謎を解き明かしながらも「正解のない問題」と言い放ち、自ら手を引く。その判断を託された小鳥遊が、恩師の死の真相と向き合い、苦渋の決断を下す姿が読者の胸を打つ。読者レビューには「ラスト、ちょっと感動しちゃいました」「本当に泣きそうになるくらいいい話」の声が相次ぐ。医療知識を駆使した謎解きの面白さと、キャラクターたちの成長が重なり合う、シリーズの魅力が凝縮された一作。

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絶賛225
好評248
普通97
不評6
酷評2

TOTAL 578 reviews

41屋上のテロリスト

屋上のテロリスト

2017年刊行

2,756pt

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1945年、ポツダム宣言を受諾しなかった日本は東西に分断された。それから70余年が過ぎた世界で、絶望を抱えた少年・彰人は学校の屋上で一人の少女と出会う。「バイトする気ない?」と声をかけてきた沙希の正体は、巨大財閥の若き会長にして、国家を揺るがす壮大なテロを企てる18歳の戦略家だった。東西ドイツさながらの分断国家という硬派な世界観と、高校生が繰り広げる青春劇が絶妙に絡み合い、まるで壮大な映画を観るような疾走感で物語は加速していく。「少女が立ち向かう国家という巨大な壁」、その先に待ち受ける驚きのクライマックスは、読む者の胸を熱くさせる。

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絶賛314
好評487
普通537
不評145
酷評48

TOTAL 1,531 reviews

42天久翼の読心カルテII 淡雪の記憶

天久翼の読心カルテII 淡雪の記憶

2016年刊行

2,609pt

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都内で連続するビル爆破事件。そんな中、会員制の高級医院「神酒クリニック」の医師たちが保護したのは、全身ずぶ濡れで記憶を失った謎の美女だった。人の心を読む天才精神科医の翼でさえ、彼女の内面をのぞくことができない。やがて彼女の断片的な記憶が、爆弾テロと恐ろしい接点を持つことが明らかになる。武闘派の院長、爆走する凄腕ドライバー、驚異のリサーチ力を持つ内科医など、個性豊かな六人のチームが事件の核心へと迫る。記憶というテーマを軸に二重三重に張り巡らされた伏線が、最後に鮮やかに回収される。現役医師ならではのリアルな描写と、痛快なエンタメ要素が融合したハードボイルド医療ミステリー。

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絶賛190
好評282
普通199
不評24
酷評5

TOTAL 700 reviews

43血脈のナイトメア 天久鷹央の事件カルテ

血脈のナイトメア 天久鷹央の事件カルテ

2025年刊行

2,602pt

TOTAL SCORE

心臓移植を受けた医学生が、術後から毎晩、見知らぬ森の中で何者かに襲われる夢を見るようになる。それは心臓のドナーが命を落とした瞬間の記憶なのか。天久鷹央と小鳥遊優が「臓器の記憶」の謎を追うと、ドナーが暴力団の若頭だったことが浮かび上がる。18年前のキャンプ場での出来事、血筋への執着、そして隠された家族の秘密。医療的な謎とミステリーが絡み合いながら、物語は一筋縄ではいかない終盤へと突き進む。現役医師ならではの医学的裏付けと、「血脈に囚われた人間たちの宿命」という重いテーマが、作品全体に奥行きを与えている作品。

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絶賛191
好評202
普通107
不評8
酷評4

TOTAL 512 reviews

44放課後ミステリクラブ1 金魚の泳ぐプール事件

放課後ミステリクラブ1 金魚の泳ぐプール事件

2023年刊行

2,211pt

TOTAL SCORE

「ようこそ、ミステリ好きの人生へ」という一文から幕を開けるこの物語は、夜の学校のプールに無数の金魚が放たれるという不思議な謎を軸に展開される。小学4年生の辻堂天馬、柚木陸、神山美鈴、通称「ミステリトリオ」が先生の依頼を受けて謎に挑む、本格児童書ミステリーのデビュー作だ。誰かが傷つくような事件は起きない、やさしい世界観でありながら、伏線の張り方や読者への挑戦状など、大人のミステリと同じ手法が惜しみなく使われている。三者三様の個性を持つトリオが友情と論理で真相へと近づく過程は、子どもが「名探偵の気分をすこぶる感じる」読書体験を届けてくれる。親子で一緒に謎を推理すれば、そこに自然なコミュニケーションも生まれる一冊だ。

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絶賛195
好評263
普通418
不評82
酷評20

TOTAL 978 reviews

45白銀の逃亡者

白銀の逃亡者

2016年刊行

2,043pt

TOTAL SCORE

致死率95パーセントという凶悪なウイルスが猛威を振るい、収束した後の世界が舞台。生き延びた感染者たちは、白銀色の瞳と超人的な能力を持つ異能力者、ヴァリアントとなった。しかし彼らを待っていたのは感謝ではなく、隔離と差別という現実だった。その事実を隠しながら救急医として働く主人公のもとに、公安に追われる少女が現れ、ある計画を打ち明ける。疾走感あふれる展開は読む手を止めさせず、医師という本業から生まれるリアルな描写が物語に深みを与える。パンデミックと差別、そして政治の暗部が絡み合うこの作品は、ハンセン病の歴史やコロナ禍とも共鳴する社会的テーマを内包した、エンターテインメント長編。

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絶賛140
好評168
普通137
不評21
酷評8

TOTAL 474 reviews

46神のダイスを見上げて

神のダイスを見上げて

2018年刊行

2,031pt

TOTAL SCORE

小惑星が地球に衝突するかもしれない、その衝突まであとわずか5日という極限状態の世界が舞台です。社会の秩序が崩れ始める混乱の中、主人公の亮は最愛の姉が何者かに命を奪われたことを知ります。警察機能がまひした世界で、亮は謎めいた同級生の美咲とともに独自に犯人を追い始めます。しかし調査を進めるほど、亮自身や周囲の人々にまで危険が迫り、謎は深まる一方です。犯人像が二転三転する展開と、姉をめぐる隠された真実、そして終末に見せる人間の本性。青春と絶望が交差する中、最終章では予想を超えたどんでん返しが待ち受けます。世界の終わりという極限状態だからこそ露わになる、誰かの心に永遠に残りたいという人間の切実な想いが胸に迫る、疾走感あふれる青春カウントダウンミステリーです。

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絶賛159
好評253
普通261
不評58
酷評21

TOTAL 752 reviews

47閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書

閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書

2025年刊行

1,950pt

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東京郊外の祭り会場で、11名が犠牲となる衝撃的な大量殺傷事件が発生する。犯人・八重樫信也は「俺を見ないでくれ」と意味不明な言動を繰り返し、精神鑑定が行われることになる。本作は、その鑑定を担当した精神科医・上原香澄へのインタビューという形式で構成されたモキュメンタリーホラーだ。新聞記事や診断書、現場の見取り図など、リアリティ溢れる資料が随所に差し込まれ、まるで実際の事件記録を読んでいるような錯覚に陥る。八重樫がおびえ続けた謎の存在「ドウメキ」とは何なのか。真相を追う上原自身にも、やがて異変が忍び寄る。前半の都市伝説的なホラーの色合いが、後半には鋭いミステリーへと変貌し、最終章では予想を覆す展開が待ち受ける。「閲覧厳禁」というタイトルの真の意味が、読了後にずしりと響く一冊。

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絶賛201
好評320
普通485
不評143
酷評45

TOTAL 1,194 reviews

48アノマリーの追憶 天久鷹央の推理カルテ

アノマリーの追憶 天久鷹央の推理カルテ

2026年刊行

1,862pt

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天才医師・天久鷹央と仲間たちが、ある夜の酒席で過去の事件を振り返るところから物語は幕を開ける。悪魔に取り憑かれたかのような不可思議な症状を見せる赤ん坊、そして謎の大型肉食獣に足を奪われた青い血の男。常識では到底あり得ない「容疑者」が浮かぶ二つの事件は、怪奇現象なのか、それとも医学的な謎なのか。因習に縛られた旧家の妨害や、警察による情報隠蔽を乗り越えながら、天才医師が真相へと迫る。現役医師ならではのリアルな医学知識が伏線として機能し、読み終えた後には「そんな病気があるのか」という驚きが待っている、本格医療ミステリーの傑作短編集。

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絶賛104
好評141
普通84
不評8
酷評5

TOTAL 342 reviews

49放課後ミステリクラブ2 雪のミステリサークル事件

放課後ミステリクラブ2 雪のミステリサークル事件

2023年刊行

1,667pt

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純白の雪に覆われた校庭に、突如として現れた巨大なミステリーサークル。誰が、何のために、そしてどうやって足跡も残さず作り上げたのか。担任教師の依頼を受けた4年1組の辻堂天馬、柚木陸、神山美鈴、通称ミステリトリオが謎に挑む。推理力や観察力だけでなく、理科の授業で学んだ知識がカギを握るこの事件は、子どもから大人まで本格的な謎解きを楽しめる構成になっている。ある読者は「犯人は推理できたけど、その理由までは分からなかった、くやしい」と語り、別の読者は「こんな気持ちになれる、何回でも読める本」と絶賛する。謎解きの果てに待ち受けるのは、思いがけず心温まる動機。大人のミステリ小説とまったく同じ手法で描かれながらも、誰も傷つかない純度100パーセントのピュアミステリーとして、読後感は非常に爽やかだ。

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絶賛103
好評103
普通126
不評21
酷評3

TOTAL 356 reviews

50サーペントの凱旋 となりのナースエイド

サーペントの凱旋 となりのナースエイド

2024年刊行

1,529pt

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ナースエイドと外科医の二刀流をこなす桜庭澪は、新時代のがん治療装置オームスのテストオペレーターとして、最前線の手術を担っていた。そこへ、医師免許を剥奪され海外に渡った天才外科医、竜崎大河が三年ぶりに姿を現す。あらゆる臓器に同時多発的に悪性腫瘍が生じる奇病シムネス、その隠された真実とは何か。読者からは、まるでRPGのラスボス戦のような臨場感と評された終盤の手術シーンが圧巻で、医療ミステリーにアクションと陰謀が絡み合うエンターテインメント性の高い作品に仕上がっている。犬猿の仲を自称しながらも深い絆で結ばれた二人の掛け合いが、緊迫した物語に軽妙な息抜きをもたらす。前作の謎が丁寧に回収されていく構成は、上下巻の後編にも近い読み応えを持つ一冊。

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絶賛72
好評127
普通110
不評16
酷評3

TOTAL 328 reviews

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